2017年10月、東急シアターオーブのご厚意で来日公演「Song and Dance of Broadway」のキャストとのダンスワークショップが開催されました。

日時・場所:2017年10月8日(日)17時30分~19時 @シアターオーブリハーサル室 

講師:マーク・スチュアート、ジェイミー・ヴァレイジン 

参加者:13歳~18歳の一般生徒9名と子供を対象としたダンス指導を学ぶ現役ダンサー俳優4名

ワークショップ開催目的: フューチャーオーディエンスの育成と次世代の劇場文化を発信する人材の育成
ワークショップ内容:スイングやチャールストンを中心としたダンスワークショップを行った後、 参加者から講師へ質問等をするトークセッションを開催

JOY Kids’ Theater では2012年より毎年8月NewYork Broadwayにてミュージカル研修を 行っています。研修では現役のBroadwayの俳優が公演の前後に子供達のレッスンスタジオ へやってきてダンスや歌、お芝居のワークショップとトークセッションを行うプログラムへ参加しており、Broadwayの文化がどのように次世代へ受け継がれ、発展し続けているのかを目の当た りにしてきました。プロとして夢を掴んだ現役の俳優が、次世代育成として子供達にレッスンを行 なったり、ダンススタジオでプロとアマチュアが一緒の空間で学んだりすることが日常的に行わ れているBroadwayでは、それによって子供達(フューチャーオーディエンス)はより舞台芸術の 世界を身近に感じ、日常的にBroadwayに足を運んでいます。また、プロの俳優にとっても、教え ることのスキルやその精神が受け継がれ、文化を支える一役を担っているのです。

今回、90分という限られた時間ではありましたが、日本において上記のようなプログラムを開催 できたことは、参加者にとって非常に貴重な経験となりました。学生にとっては一流の講師陣か ら学ぶだけでなく、日本で活躍中のプロの俳優や普段は師弟関係で教わっている講師陣と同じ空 間でワークショップに参加する経験ができ、舞台芸術で将来自らも活躍したいと夢を描くきっか けとなりました。日本で活躍中の俳優や講師陣にとっても、世界を舞台に活躍する同業のプロ フェッショナルから学ぶ機会となると同時に、子供達への接し方や講師のあり方を学ぶことがで きました。

次回は可能であれば一般の中高生に広く告知し、フューチャーオーディエンスの育 成と次世代の劇場文化を発信する担い手の育成としてより多くの学生や、若者へその門戸 を開くことができればと考えています。

なかなか、日本ではスイングやチャールストンを詳しく教えることができる講師が少ない中、日本 で本場のワークショップができたことが大きな学びとなりました。(20代現役俳優)

マークとジェイミーの楽しむということが一番大切という場の空気作りは、講師業をする者とし てとても勉強になりました。自分がなぜダンスを始めたのか、初心を思い出すような、とても有 意義で楽しい時間でした。久しぶりにNYでレッスンしているかの様な時間はあっという間でした。 (20代講師&現役ダンサー)

日本では、プロとアマチュアが一緒にレッスンを受けるという機会がほぼ皆無という中、普段は 生徒のみんなと一緒に「ダンスは楽しい」という共通認識で、楽しめた時間、とても貴重な経験 でした。(30代講師&現役俳優)

楽しすぎてあっという間でした。ワークショップだけではなく、ブロードウェイ俳優になるとい う自分の夢と、観劇した感想をしっかり伝えることができてとても嬉しかったです。今日を経験し て、僕はまた一つ夢が増えました!(中1男子)

とても楽しかったです。ワークショップだけではなく、そのあとのQ&Aの時間でも、私のミュー ジカル女優になりたいという進路のことについて、真剣にアドバイスをいただき、貴重な時間に 感謝しています。(高3女子)